STRATEGY MEMO v4.0

Inflect 介護AI事業 戦略決定書

「介護施設の埋蔵金を、AIが掘り起こす」
過去・現在・未来の取りこぼし収入を全てAIで取りに行く介護業界専業の経営支援事業
策定: 2026-06-12 起案: CEO Kei 版: v4.0(v3.2大転換) 判定: GO
v3.2からの大転換: 商品A〜D(下書きAI/業務スイート/研修動画/CRM)は「既存業務の負担を下げる」軸で、既存介護ICTと差別化できない構造だった。 v4.0は「ないところから金を産む」入口商品で施設の信頼を取り、A〜Dへアップセルする4段ロケット構造に組み直す。

SECTION 00ブランド分離ルール(継続)

独立事業として運営する

DO
  • 独自ドメイン inflect.jp で運営
  • 紺・グレー・白基調のコーポレートビジュアル
  • 代表者: Masato + Shogo(合同会社ILY)
  • 技術スタックは内部転用OK
DON'T
  • ゆきにゃん/グリ長の顔をInflect文脈で出さない
  • Buzz-upとの明示的リンク禁止(Phase 0)
  • ナイトワーク文脈を介護営業に持ち込まない
  • 動画演出で歌舞伎町ネオン系の色を使わない

SECTION 01エグゼクティブサマリー

最終判定
GO
2026-06-12始動
入口商品
過年度回収AI
完全成功報酬・在庫リスク0
1社/3年LTV
1,238万
Inflect純益1,114万
Phase 1必達
1号案件500万+
2026-12-31まで

SECTION 02売り方 = 4段ロケット(LTV設計)

「補助金で導入費消す+助成金で運用費ペイ+過年度回収で利益+商品で効率化」— 4段全部で「ないところから金を産む」構造。入口で信頼を取って、その後の3段でLTV最大化する。

STAGE 1 / 入口商品(商品0)
過年度請求漏れ回収AI ★完全成功報酬
顧客負担: ¥0(初期) ・ 成功報酬30%
狙い: 「過去の埋蔵金」訴求で意思決定10秒・信頼獲得
施設受取: 350-2,100万(10年運営の100床想定)
Inflect収入: 150-900万/社(成功報酬一発)
期間: 初回診断→3-6ヶ月で回収
STAGE 2 / リカーリング(商品0.5)
適正請求コンサル(月額)
月額¥5万・AI監査で月次の請求漏れ・減算リスク自動チェック
狙い: 過年度回収→未来の請求も任せる流れに自然導入
Inflect収入: 60万/社/年(リカーリング)
STAGE 3 / アップセル①(商品E)
助成金獲得AI(中小施設特化)
月額¥3万 + 成功報酬15%(社労士の半額)
顧客取得: 年200-800万(キャリアアップ/業務改善/特定求職者等)
狙い: 信頼獲得後の「同じInflectがやるなら任せる」流入
Inflect収入: 60-180万/社/年
STAGE 4 / アップセル②(商品A〜D)
補助金パッケージ + 既存4商品
商品A 下書きAI(240万・補助金1/2 → 自己負担120万)
商品B 業務スイート(380万・補助金1/2 → 自己負担190万)
商品C 研修動画+採用(260万・補助金1/2 → 自己負担130万)
商品D 家族満足度+CRM(320万・補助金1/2 → 自己負担160万)
狙い: 3段で稼いだ現金を商品に再投資させる完全循環

SECTION 03なぜ勝てるか(3つの構造的優位)

① 業務独占の谷間に入る

過年度請求漏れ監査は税理士業務外・社労士業務外。どの士業も独占できない領域で、既存ICTは利益相反でやれない。構造的な「穴」がある。

② 中小施設に届く価格構造

完全成功報酬モデル・着手金ゼロ。大手コンサルが切ってる全国施設の8割(中小〜零細層)を取りに行ける。

③ 介護業界特化LLM資産

介護報酬請求2万行ルール+判例+自治体ローカルルールの構造化AI。競合の追従は最低3年遅れる堀。

SECTION 04「穴」が穴のまま残り続ける5層構造

競合がいない、ではなく競合がいられない。構造的根拠を明確化する。

1法定業務範囲の谷間: 過年度監査は税理士業務外・社労士業務外。どの士業も独占できない=既存士業が本気でやらない
2既存介護ICTの利益相反: カイポケ等が過去のミスを掘ると「自社システム使った結果のミス」を顧客に告白することになる → 商売上絶対やれない
3大手M&A/コンサルの単価ミスマッチ: 1案件500-1,000万の回収では大手の人件費が合わない
4元国保連職員の属人化: 退職者が個人事業で月1-2件やってる程度・スケールしない・後継者不在
5AI×2万行ルールブックの技術障壁: 介護報酬請求要件+判例+自治体ローカルルールを構造化できる業者がほぼいない

SECTION 051社あたりLTV(3年累計)

項目顧客側便益Inflect売上
過年度回収成功報酬(一発)+700万(70%)+300万(30%)
適正請求コンサル(月5万×36)請求事故ゼロ化+180万
助成金獲得(月3万×36+成功報酬15%×600万×3年)+1,800万+378万
商品B 業務スイート(補助金1/2後)業務削減月20-27万+380万
3年累計+2,500万-1億の改善+1,238万
杉山さん紹介手数料10%控除後Inflect純益 1,114万/社

SECTION 06ウィンウィン構造(全員勝つ設計)

各プレイヤーが「やらない理由がない」状態を作るのがウィンウィンの本質。競合を提携先に変換する

過去+未来+効率化で3年+3,000万〜1億改善

過去の埋蔵金が現金で戻る・初期負担ゼロ・将来の請求改善ノウハウ付き

在庫リスクゼロ・LTV1,114万/社

入口商品成立・A〜D商品へのアップセル経路確保・介護報酬請求LLMが独自資産化

顧問獲得の最強カード

「金が戻る話」=新規顧問契約に直結。継続的案件供給で収益安定

AI下書きで工数1/10

同じ時間で5倍の案件をこなせる・成功報酬で実入り大

助成金AI下書きで効率化

申請書類自動生成で工数激減・成功報酬モデルで実入り増

退職後の安定収入

知識を活かせる・AI監査の品質保証ポジション

自分でやれない領域を提携でカバー

過去ミス指摘は利益相反でやれない→Inflectが肩代わり→顧客との関係維持+追加価値提供

正規の請求権利行使

遡及請求は法的に拒否不可・「適正請求コンサル」として丁寧にやれば敵にしない

SECTION 07競合ポジショニングマップ

領域主な競合Inflectの位置
過年度回収AIほぼなし(元国保連の個人事業者のみ)空白地帯・本命
適正請求月次監査既存介護ICTの一部機能AI監査の精度で勝つ
助成金AISmartHR/freee/ジョブカン・助成金パートナーズ等介護特化×中小特化×成功報酬で差別化
補助金パッケージ売り船井総研・カイポケ補助金サポート杉山さん中小診断士ネットワーク独占
下書きAI(商品A)カイポケ・ほのぼの・新興AI業者業界特化LLM精度で勝つ
家族満足度AI(商品D)ほぼなし空白地帯・Buzz-up技術転用

SECTION 08立ち上げ12ヶ月ロードマップ

M1-M2
体制構築
  • ILY事業目的変更登記
  • 提携税理士・社労士・元国保連顧問と独占契約
  • 杉山さんと正式契約(紹介料10%)
  • 既存ICTのBizDev接触開始
M3-M4
MVP開発
  • 過年度請求漏れAIスパイク(2万行LLM学習)
  • 1社目「無料診断」候補5施設選定
  • 助成金AIマスターDB構築
  • inflect.jp + コーポサイト
M5-M6
1号案件
  • 1社目過年度診断実施
  • 目標: 500万円以上の回収案件発見
  • 商品B併売・補助金1/2申請開始
  • 自己負担実質ゼロ提案
M7-M9
横展開
  • 1号案件成果を杉山さんネットワークに横展開
  • 目標契約数5社
  • 提携介護ICTからの紹介開始
  • 助成金AI MVP稼働
M10-M12
スケール
  • 月8-10件の新規契約ペース到達
  • ベンダー登録完了
  • 業界誌掲載で認知獲得
  • ARR 5,000万-1億のレール敷設

SECTION 09KPI設計

指標M3M6M9M12
契約施設数01515
過年度回収累計0500万3,000万1.5億
Inflect月次売上0150万600万1,800万
提携士業数23510
提携介護ICT数0123

SECTION 10リスク台帳

R1 [高] 1社目で過年度漏れが想定額の半分以下 → 5社並行診断でリスク分散・最低1社で目立つ実績作る
R2 [中] 自治体・保険者から監査強化反応 → 「適正請求コンサル」として法的グレー回避設計(CLO Rei領域でレビュー)
R3 [高] 提携士業の独占契約が崩れる → 成功報酬シェア+顧問料の二段構えで離反防止
R4 [中] 既存介護ICTが内製化してきた → LLM学習データの先行優位で3年は逃げ切る・利益相反構造で内製動機は弱い
R5 [高] 杉山さん経由の顧客フローが詰まる → 他中小診断士・税理士ネットワークも並行開拓
R6 [高] 個人情報・介護データ取扱の法令違反 → CLO Rei レビュー・契約書・同意書整備を初期から並走

SECTION 11策定の経緯(棄却された案と学び)

v4.0策定中に4つの案を棄却→本命に到達。「もうやってる会社いるだろ」「マスト性ない」のMasato判定が全部効いた。

棄却された4案

  • LIFE加算最大化AI: リーガルリスク(監査誘導グレー)+責任範囲問題で既存ICTが本気でやらない理由が存在+Rehab for JAPAN等の先行で穴薄い
  • 家族満足度週報AI: マスト性弱い・稟議通らない・「ないところから金を産む」視点が弱い → ただし商品Dとして残す(Buzz-up技術転用の空白地帯)
  • 助成金AI単体: SmartHR/freee/ジョブカン/社労士事務所等で競合多数・「介護版・既存サービス」で終わるリスク → ただしアップセル①として4段ロケットに組み込む
  • 離職予兆AI / コスト最適化AI / M&Aマッチング: いずれも候補として浮上→ウィンウィン構造の汎用性で過年度回収に劣る

SECTION 12事業設計5フレーム(今後の全企画で必ず通す)

v4.0策定で確立した事業設計フレームワーク。Buzz-up側の新施策・Inflect側のアップセル商品・将来の新規事業全てこの5フレームでチェックしてから提示する。

事業企画チェックリスト

  1. マスト性: 全顧客が欲しい・上に稟議が通る粒度か
  2. ないところから金を産む: 補助金・助成金・遡及回収・支出削減など現金が新規に生まれるか
  3. 構造的「穴」: 競合が入ってこない理由が複数層あるか(法定/利益相反/単価/技術障壁)
  4. ウィンウィン: 全プレイヤーが勝つ取り分設計になっているか
  5. 競合を提携先に変換: 競合構造を共闘構造に組み替える設計か

SECTION 13次の一手(優先順)

#アクション担当期限
1元国保連職員1-2名探し・面談(過年度回収AIの実装可能性検証)MasatoM1中
2inflect.jp ドメイン取得確認・押さえMasato即日
3杉山さんに本設計v4.0提示・契約条件詰めMasatoM1中
4過年度請求要件LLMスパイク(2万行構造化・1週間)CTO RenM2
51号案件候補施設リスト作成(杉山さん経由・5施設)Masato+杉山M2
6既存介護ICT BizDev接触(カイポケ・ほのぼの)MasatoM2-M3
7個人情報・介護データ取扱レビューCLO ReiM2-M3

CEO KEI / FINAL MESSAGE

v3.2の商品A〜Dは「既存業務の負担を下げる」軸で揃ってた。これだと既存介護ICT(カイポケ・ほのぼの・ワイズマン)と差別化できない。彼らも「AI記録」を後付けで載せてくる。

v4.0で組み直したのは、「補助金で導入費消す+助成金で運用費ペイ+過年度回収で利益+商品で効率化」の4段全部で「ないところから金を産む」構造。

過年度回収(入口)で信頼を取って、その後の3段でLTV最大化する。全プレイヤーが「やらない理由がない」状態を作るのがウィンウィンの本質。杉山さんも・社労士も・税理士も・元国保連顧問も・既存ICTも全員がInflectと組むことで自分が勝てる。これが「穴を狙ってウィンウィン」の完成形だ。